【Tableau導入で、社内一丸となりビジネス推進ができる理想的な組織に】ユニファ株式会社様インタビュー

2022.09.25

目次

    「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」というパーパスを掲げ、テクノロジーの力で保育や子育ての社会課題を解決するユニファ株式会社。IoTやAIを活用した保育施設向け総合ICTサービス「ルクミー」を開発・提供し、これまでアナログ業務が中心だった保育業界に変化を起こしています。
     
    今回、株式会社Praztoは、ユニファ株式会社様のTableau導入ご支援を実施いたしました。なぜTableau導入に至り、そしてPraztoを選んだのか。さらにTableauを活用することでの今後の展望やPraztoへの期待を、ユニファ株式会社様 事業推進部で今回のプロジェクト管理者の船越様、同じく事業推進部でシステム企画課の田辺様、事業企画部の松山様、そしてコンサルタントを務めましたPrazto の鈴木との対談形式でご紹介します。

    ●船越 健司
    ユニファ株式会社 事業推進部 部長代理
    大学在学中に上京し、創業まもないHRベンチャーに入社。紹介事業および新規事業を執行役員として担当。その後、家事代行企業の経営企画、社長室にてBPRおよび既存事業の立て直しをリード。2019年7月にユニファへ入社。
    ●田辺 義明
    ユニファ株式会社 事業推進部 システム企画課 課長代理
    大学卒業後、SIerとしてキャリアをスタート。主に業務/基幹システムのスクラッチ開発プロジェクトに従事。鉄鋼会社のシステム開発技術調査、サービスデスクリーダーを経て、2020年2月にユニファへ入社。
    ●松山 拓朗
    ユニファ株式会社 事業企画部
    東京大学法学部卒業後、新卒で三菱UFJ銀行に入社。中小・中堅企業の法人営業を経験した後、主に自動車や物流・運輸セクターの業界リサーチや大企業向けのアドバイザリー業務に従事。2020年2月にユニファへ入社。
    2022年8月より経営企画室より事業企画部に異動。
    ●鈴木 良太
    株式会社Prazto Senior Consultant
    新卒でフィットネスベンチャー企業に勤め、店舗運営や新店舗立ち上げ、MAツール導入を行う。その後、IT系コンサルのベンチャー企業に転職し、業務プロセス改善やTableauに関する複数プロジェクトを経験。2022年2月にPraztoに参画。

    ■もう一段階企業が成長するために、Tableauが必要不可欠だった

    ―まず、改めてとなりますが御社の事業内容をご紹介いただけますか。
     
    松山:弊社は、保育や子育て関連の社会課題をテクノロジーの力で解決する、チャイルドケア・テックのスタートアップ企業です。保育現場の様々な課題を解決し、保育者の心と時間にゆとりをもたらし、子どもとより深く向き合えるようになることで、保育の質向上につながるようサービスを提供しています。
     
    船越:具体的には、大きく三つの領域でサービスを展開しています。一つ目は創業事業でもあるフォト事業。保育施設での写真販売をオンライン化、プラットフォーム化した「ルクミーフォト」です。
     
    二つ目は、ヘルスケア事業。弊社の代名詞的サービスでもある「ルクミー午睡チェック」です。これは、保育施設におけるお昼寝(午睡)時に、乳幼児の肌着等にセンサーを取り付け、体動を検知。アプリが自動で体の向きを記録し、うつ伏せ寝が続いた場合にはアラートを出すシステムです。通常お昼寝(午睡)時には、一般的に保育者さんが5分に1回、園児の体の向きと呼吸を確認し、手書きで記録をしているため、業務過多の原因にもなっていました。「ルクミー午睡チェック」では、保護者による目視とICTを活用することで見守りの質を高めつつ、手書き業務をなくすことで、保育者さんの精神的・物理的負荷の軽減を目指しています。また、ヘルスケア事業として非接触体温計・検温アプリの「ルクミー体温計」も提供しています。
     
    三つ目はICT事業。保育施設向けの様々な業務支援を行っています。登校園管理や、自治体に提出する指導計画や日誌の記録、シフト管理のweb化。そして保育者と保護者を繋ぐおたよりや連絡帳の情報サービスも提供しています。
     
    松山:これら保育に関わるあらゆる課題解決を「スマート保育園・幼稚園・こども園構想」と呼び、ワンパッケージでの提供もしております。このような保育現場におけるトータルソリューションでの事業展開は弊社だけではないかと思っております。

     ―ありがとうございます。では、今回Tableauを導入された理由についてご説明ください。
     
    船越:導入の理由は大きく二つあります。一つ目は、経営判断・事業判断をする上で、全社の数字をリアルタイムで可視化したかったため。弊社の場合、元々Salesforceを導入していたのですが、契約情報や見積り情報は別のシステムで管理をしていました。さらに弊社には、提供しているプロダクトの中にも利用状況のデータがあります。それらも紐づけて、お客様のサービス利用に対するコンディションも把握したい。このように多角的に物事を見たくてもデータがバラバラに存在していたので、何をどのように繋げればいいのかわからないという課題がありました。そこでデータ可視化を推進する動きがあり、昨年からBIツール導入の話し合いが始まりました。
     
    二つ目は、当社の事業フェーズ的に、今こそTableauが必要な時だったため。当社は2021年に全社改革BPRプロジェクトを行い、システム、プロダクト、プロセスを整えました。そこから、さらにもう一段階成長するためには、意思決定のスピード向上や、適正なデータ抽出をする必要があります。その二つの理由からTableau導入プロジェクトが立ち上がりました。
     
    松山:弊社は外部の投資家から資金調達をしており、将来的には上場を目指しています。株主様への説明責任を果たすためには、しっかりしたデータを揃える必要があります。そのような相談をSalesforceさんにして、Tableau導入を決めました。

    ■成長企業への豊富な支援実績と、コミット力の高さでPraztoを選んだ

    鈴木:Tableau導入ご支援において、弊社を選んでいただいた理由はどういった点にあったのでしょうか?

    船越:パートナー企業を選定する大前提の基準として、同じ目線で一緒に走り続けていただけるか、という点はありました。その上で、さらに三つの視点で選定しました。一つ目は、Salesforceに精通していること。二つ目は成長企業であること。というのも、弊社は成長フェーズにある企業なので、同じフェーズにいることで今やるべきことをご理解いただけると思っていたからです。御社は成長企業であると同時に、様々な成長過程の企業様の事例がありましたよね。だからこそ商談でも、弊社の課題を正しく捉えていただいたと感じ取れました。

    三つ目は、広くて深いコミットメントを提供いただけるかどうか。弊社はまだまだリソースが限られているので、投資したコストに対していかに価値を感じられるかを重要視しています。他のパートナー企業様と比較した際、その点で御社が一番強かったと思っています。Salesforceさんも「Praztoさんだからこそ一緒にやれる」と仰っていました。三社が同じ方向を向けた点も、選定理由として非常に大きかったと思っています。

    鈴木:ありがとうございます。御社は会社の規模が大きくなられても、スピード感を失わないまま、どんどんフェーズを変えられています。ご支援させていただく中で、御社の成長スピードは私個人としてもとても刺激になりましたし、勉強にもなりました。また、弊社もベンチャー企業なので、変化には柔軟な方だと思っております。だからこそ御社のスピード感で対応させていただくことができていたのかなと感じます。

    ――今回導入されたダッシュボードの概要をご説明ください。
     
    船越:大きく分けると、四分類のセグメントを持っています。一つ目は全社としての重要KPIを管理する全社メトリクスダッシュボード。二つ目はセールスに関するダッシュボード。三つ目は、フォト事業のKPI管理をするダッシュボードです。
     
    そして今まさに構築中なのが四つ目で、カスタマーサクセスのダッシュボードです。ここでは、カスタマーサクセスチームがSalesforceで業務を進められるようにするための地盤作りを含めて支援いただいています。そのため、業務の定義から始まり、最終的にどういう指標でカスタマーサクセスマネージャーが管理し、どういう成果を生み出したいかまで一緒にディスカッションをし、要件定義をしていただいています。
     
    ――今回のプロジェクトで、苦労された点はありますか?
     
    松山:私の方で苦労したと感じたのは、ダッシュボード構築支援のためのKPIの定義づけです。弊社の場合、サブスクリプションの売上もあれば、ハードウェアなどのスポットでの売上もあります。一般的なSaaS企業に比べて事業モデルが少々複雑なので、収益をどのように組み合わせてKPIを計算し、ダッシュボードに落とし込むべきか悩みましたね。
     
    鈴木:そういった点も、「これをやってください」「やってきました」という単純なコミュニケ―ションでは乗り越えられなかった部分だったと思います。御社にもしっかりと時間をとっていただいて、双方でディスカッションしながら進行できたことは、非常に助かりました。また、事前に御社側で、Excelでデータを計算・検証し、すでにKPIのイメージを持たれていたのもスムーズに進行できた要因だったと感謝しています。まず御社からイメージを提示してくださり、そのイメージと合っているかを擦り合わせする進め方だからこそ、スピード感を持って進行できたと思っています。

    ■データの定義が整理されたことで、データドリブンな文化が定着しつつある

    船越:今回ダッシュボードが構築されて、各部署からも「やりたいこと」の声がどんどん上がっています。今後、僕たちとしてはまずは社内の期待値と実現できることのバランスを整理していこうと思っています。
     
    鈴木:そもそも社内でTableauを浸透させることに苦労する企業様が多い中で、「ダッシュボードでこういうことをしたい」「こういうことを見たい」という声が上がってくる点は御社の凄いところだと感じます。全社でTableauが使われる状態になるのも近いと思います。まだTableauの運用が始まったばかりですが、現状、当初御社が抱えていた課題で解消されている部分はありますか?
     
    松山:まだまだ課題は残っているものの、元々持っていた下地のデータ整理が一旦完了した点は大きな進歩だと思っています
     
    船越:現在はダッシュボードがリリースされたばかりで利用範囲が限定的ではありますが、当初の課題だったセールスデータのリアルタイムでの把握は解決されています。そして、社内でダッシュボードの活用が予想以上に活発化しそうだと感じています。僕も調達の際に、全社PLや販売計画の進捗を知りたいと思うと、まずダッシュボード見るんですよね。データの定義が整理されたことで、当初よりもデータに興味がある人が増えて、社内で「待ってました!」という雰囲気がでてきているのは大きな成果だと思います。
     
    田辺:僕が感じるのは、カスタマーサクセスの部分をきちんとデータとして保存できるようになったことですね。Salesforceにデータを載せれば、ちゃんと全社管理システムにも入るようになったことは、とても大きな進歩。
     
    そして今弊社には、Salesforce、Scalebase等の各種システムがありますが、全てTableauに反映できました。だからこそ、「このデータがほしい」と言われた時に、スムーズに「できます」と言えるようになったんですよね。工数との兼ね合いはありますが、社内からの要望を「システムで実現不可能です」と断らなくてよくなったのは、僕の心情的に一番大きいところかなと思います。
     
    船越:社内がより仲良くなりましたよね(笑)
     
    田辺:そうかもしれないです。社員の視点がTableau一つに集まるのは、組織運営の面でも大きな効果があると思います。

    ■Tableau導入で、理想的な組織運営の基盤が整った

    ―今回、Praztoに依頼して良かった点はありますでしょうか。
     
    船越:特にプロジェクトの後半は、スピード感だけでなく、プロジェクト進行上の感覚的な部分もフィットしていて、理想的な“お任せ”ができていたと思っています。
     
    弊社からの要望がコロコロ変わることもあったのですが、それでも一緒に前を向いて最後まで駆け抜けていただいた点は、とてもありがたかったです。何よりも安心して一緒にプロジェクトを推進できて感謝しています。
     
    鈴木:ありがとうございます。
     
    ―今後、SalesforceとTableauを活用してどのような事業展望をお考えでしょうか。
     
    船越:今回構築したダッシュボードは、社内が一つにまとまる指針になると思っています。社員がダッシュボードを見て同じ言語で語り、ビジネスを推進できるようになったことが、一番大きな成果だと思っています。理想的な事業運営、組織運営のための基盤が整ったので、それをいかに活用していくかを今後は具体的に考えながら進めていきたいと思っています。
     
    松山:データ基盤ができたので、次のステップは、カスタマーサクセスや営業の機能軸に落としこんで活用していくことと、対外的にもデータを開示してアピールしていくところになるかと思います。
     
    ―今後、Praztoに求める対応があればご教示ください。
     
    松山:引き続き、これまで通りの伴走支援をお願いします。でもいつかは弊社も巣立っていく必要があるとは思っているので、Salesforce とTableauのノウハウやスキル、知識もどんどん共有いただければと思います。
     
    田辺:弊社は、新たな社会インフラを作るという難易度が高い事業をしております。そのためデータも複雑になりますし、さらに社員からの「これをやりたい!」という気持ちも掛け合わさります。業務システムを使って、今、何をすべきかは、暗中模索しながら進めています。だからこそ御社にも抽象的で難しい要求を投げかけることもあるかと思います。ぜひ、「今何をすべきか」を整理するところから一緒に入っていただければ嬉しいです。
     
    鈴木:ありがとうございます。ぜひ今後も一緒にディスカッションしながら、ご支援させていただきたく思います。
     
    (写真・小川拓也/構成・菱山恵巳子)

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