公認会計士の専門性を活かした経営管理支援に特化したコンサルティングファーム、ブリッジコンサルティンググループ株式会社様。2011年の設立以来、IPO支援において国内トップクラスの実績を誇り、内部監査、決算開示、財務アドバイザリーなど幅広い分野で企業の成長を支援されています。東京証券取引所グロース市場に上場し、6,000名を超える公認会計士ネットワークを構築するなど、プロフェッショナル人材の活用においても業界をリードする存在です。
今回Praztoは、同社のSalesforce移行に伴うデータ連携の課題を解決するため、Passwork導入支援を行いました。freee会計からTableauへのデータ連携という難題にどう取り組まれたのか、また導入後の効果について、担当者様にお話を伺いました。

ブリッジコンサルティンググループ株式会社 取締役CFO
大手監査法人にて会計監査等の経験を経て、事業会社に入社しマザーズ上場・上場後のIR活動等を経験。 現職では数多くの企業に対するIPO支援プロジェクトを担当した後、自社のTOKYO PRO Marketへの上場とグロース市場へのIPOを主導。

ブリッジコンサルティンググループ株式会社 事業推進部シニアディレクター
証券印刷会社にて、海外子会社へ出向し現地事業会社統廃合含むPMI、子会社管理に従事しつつ現地での事業開発に携わる。現職では、営業活動の傍ら、全社CRMプラットフォーム、BIツールの導入プロジェクトを担当。

ブリッジコンサルティンググループ株式会社 ITメディア統括部 エンジニア
元塾講師。SIerを経て、人材紹介・ドローン・不動産など多業界でエンジニアとして従事。
開発リーダー/PjMの経験あり。現職では、限られたリソース下でプロダクトに注力できるように開発体制・プロセスの整備を推進中。

株式会社Prazto 代表取締役
早稲田大学卒業後、SIerでエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、外資系マーケティング会社、Salesforceゴールドパートナー企業と、3社での経験を通じて一貫してエンジニアリング技術を磨き、多くの顧客の課題解決に従事。2019年、Salesforceを中心とした導入支援・開発事業を行う株式会社Praztoを創業。2022年にSalesforceパートナーのルーキー企業として最優秀賞「Emerging Partner of the Year – Consulting –」を受賞し、創業4年で年商3.7億円にまで事業を成長させる。2025年、顧客への付加価値をさらに高めるため、データ連携サービス「Passwork」の事業を開始。「Technology and Design are True」というビジョンのもと、最適なシステムを提供するプロフェッショナルチームを統率している。

株式会社Prazto COO
大学卒業後、美容クリニックで受付カウンセラー職としてカウンセリング業務に従事。BtoBの経験を積むためサービスオフィス総合受付/秘書に転職し、入居企業様のサポートに従事。2022年9月、株式会社Praztoの教育事業への理念に共感して、SalesforceコンサルタントとしてPraztoに入社。現在は、株式会社PraztoのCOO/教育事業統括として教育事業の立ち上げと拡大を統括しながら、自らもSalesforceのトレーナーとして教育事業の実務も行う。
自社開発システムからの移行で直面したデータ連携の壁
芳賀 : まず、Passworkご導入前の課題についてお伺いできればと思います。
伊東 : もともと社内で自社開発したシステムを運用しておりました。このシステムにfreee会計の生データを一部連携させ、月次処理や取締役会での数字把握に活用していました。経営判断に必要な数値をリアルタイムで確認できる、当社にとって非常に重要なツールでした。
今回、業務システム全体をSalesforceへ移行することになり、このシステムを廃止することになりました。しかし、経営数値の可視化という機能は引き続き必要です。そこでTableauを使って同様の分析環境を再現しようと考えたのですが、freee会計のデータをTableauに連携させる部分で課題に直面しました。

芳賀 : 具体的にはどのような課題だったのでしょうか。
伊東 : Tableauで分析を行うためには、freee会計からデータを定期的に取得する必要があります。しかし、この連携部分を自前で構築しようとすると、エンジニアのリソースが大きく割かれることになります。当社では、エンジニアが社内システムの保守に追われ、本来集中すべきプロダクト開発に十分なリソースを割けない状況になりつつありました。
また、これまで社内ではノーコードツールの利用実績がなく、すべてスクラッチで開発しておりました。エンジニアしか扱えない領域が増えることは、今後の運用面でもリスクとなります。システムの統制やアクセス管理についても考慮する必要がありましたので、可能な限りエンジニアでなくても運用できる仕組みにしたいという意向もありました。

Passwork導入で日次連携を実現、Tableau Cloudとの連携も円滑に
芳賀 : 実際に導入されていかがでしたか。
伊東 : Passworkを導入したことで、freee会計のデータを日次で自動連携できるようになりました。これにより、Tableau Cloud側で予算データと関連づけた可視化が実現しております。以前は手作業でデータを移行していた部分が自動化され、担当者の負担も大幅に軽減されました。
損益計算書(PL)のデータも、取引先別、品目別、部門別といった切り口でTableauに反映できる状況となっております。freee会計で取得できるデータはすべてTableauに連携できるよう設計していただいており、経営分析の幅が広がりました。


(実際のお客様の画面ではございません)

(実際のお客様の画面ではございません)

上場企業としての統制強化と、さらなる活用拡大に期待
芳賀 : 今後の活用や、機能面でのご要望があればお聞かせください。
伊東 : Passworkの活用範囲を広げていきたいと考えております。現在検討しているのは、Googleドライブとの連携強化です。フォルダ作成の自動化など、日々の業務で発生する定型作業をPassworkに任せられないかとご相談しているところです。

芳賀 : ETL・EAIツールとしてPassworkに期待されることをお聞かせください。
伊東 : やはりETLは重要なサービスですので、変更履歴や承認機能といった監査対応の仕組みは優先的に整備していただきたいと考えております。当社のようにこれから本格活用を進めていく企業にとって、安心して使えるという信頼感は大きな判断基準となります。
Praztoさんには、課題リストを継続的に共有しながら、一緒に改善を進めていただければ幸いです。当社としても、Passworkを十分に活用し、経営管理のさらなる効率化を実現していきたいと考えております。
■お問い合わせ
本件に関するお問い合わせについては以下よりお願いいたします。
- ブリッジコンサルティンググループ株式会社様 : https://bridge-group.co.jp/contact
- 株式会社Prazto : https://prazto.com/contact

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