【Heroku×Salesforce。さらなるシステム強化をPraztoが伴走で実現】株式会社文祥堂様インタビュー

2023.08.20

目次

    「オフィスづくりを通して世の中の幸せを作りたい」という使命の下、お客様の職場の環境構築を行うオフィス関連の総合商社、株式会社文祥堂様。創業111年目を迎える老舗企業です。

    創業111年目の老舗でありながらも、洗練されたオフィスは、
    各メーカーのオフィス家具のショールームも兼ねる「魅せるオフィス」という印象を受けた。

    今回、株式会社Praztoは、株式会社文祥堂様のSalesforce 改修ご支援を行いました。すでに3年前には導入し、Herokuとの連携もされていた株式会社文祥堂様のSalesforce。今回どのような課題があり改修に至ったのか、そしてなぜPraztoをお選びいただいたのか。実際のご評価や今後への期待も含め、事業推進部 部長の岸健二様、プロジェクトをご担当された情報システム課 課長の小林素子様にお聞きしました。

    ●岸 健二 
    株式会社文祥堂 事業推進部 部長
    2004年に新卒でオフィス家具メーカーに入社。上海営業からスタートし、流通戦略や経営企画等を経て、約8年間販売マーケティングを担当。2019年9月に文祥堂へ入社。現在の領域はマーケティング・営業企画・情報システム・コンサルティング・新規事業/サービス企画。“働く”の価値を上げるべく皆で奮闘中。
    新しい、おもしろいことを一緒にやっていただける方を常時募集中です!
    ●小林 素子 
    株式会社文祥堂 事業推進部 情報システム課 課長
    1990年、文祥堂へ新卒入社。8年間営業職として民間企業への営業に従事ののち、1998年から営業推進、事業戦略室、情報システム課を経て、2005年 営業に戻る。2019年に再度、情報システム部に配属。社内販売管理システムのリニューアルや周辺業務システムの導入を実施、今に至る。営業職、営業推進、情報システムと様々な経験をする中で社員(利用ユーザー)にとって使い易く更に生産性の向上を目指し、日々システムを通しての業務改善に取り組む。
    ●古川 圭介
    株式会社Prazto Cloud Integration Division  Senior Developer
    組込システムエンジニアとしてソフトウェア開発を経て、地元である島根県に貢献したいと思い、Uターン後、地元の企業に転職。Ruby on Railsを使ったシステム開発、SaaSのAPI連携機能の構築などに従事。2022年3月、Railsエンジニア/コンサルタントとして故郷である島根県からのフルリモートワークでPraztoに入社。今回の文祥堂様プロジェクトのPM兼コンサルタントとして担当。

    ―はじめに、改めて御社の事業内容についてご紹介ください。
     
    岸:
    弊社は、「働く場を整え、働き方の価値を上げること」をミッションとしている会社です。創業111年目で、もともとは印刷、オフィス家具、不動産などを扱っており、現在はオフィス構築と、「移動棚」販売事業をメインに行っています。オフィス構築では、不動産選定からプロジェクトマネジメント、維持運営までトータルコンサルティングしております。
     
    移動棚の販売は、業界の中でもパイオニア的存在だと自負しています。国会図書館や東京大学をはじめとした、図書館、学校、自治体などを中心に導入いただいております。

    大学や自治体等でも使用される移動棚の一例。文祥堂様社内でも実際に使用されている。

    岸:また、最近では「新しい働き方」に合わせ、H2L株式会社との共同で、リモートワークでのコミュニケーション課題を解決する遠隔ホログラム装置「HoloD」の開発や、神奈川県小田原市にて、海の見える会員制ワーケーションハウス「U(ユー)」の企画運営などにも挑戦しています。

    ワーケーションハウス「U(ユー)」のサイトはこちら

    岸:「U」は、都心からのアクセス性もありつつ、箱根の山々と、小田原の海に囲まれた自然豊かな場所で「ひと味ちがうコワーキング」をコンセプトにしています。名前の由来になっている数学の「集合(∪、和集合)」のとおり、人との繋がりや、「仕事」「生活」「遊び」「公」「私」の小さな集合を足し合わせて大きな集合(自分)に戻れる場所、そんな場所を作りたいという思いがあります。ミーティングルームやレンタルオフィスだけでなく、ゲストハウスもあり、地域と共創し、定期的にローカルマーケットやカフェイベントも行っています。建物や中の装飾など、地元の宮大工さんによる昔ながらの釘を一本も使わない伝統的な技法にもこだわって建てています。

    岸:弊社としては「働く場」が新しい価値を創造すると考えているので、時代にあわせて新しい場を提供し、整えることが大切だと思っています。弊社自体もオフィスのリニューアルを行っており、我々自身が新しい働き方を体験しながら、そのノウハウをお客様に提供するようにしています。

    ■Herokuと連携したSalesforce。セキュリティ面も使いやすさも、両方強化したかった。

    ―ありがとうございます。では今回、Salesforce改修に至った経緯を教えていただけますか。
     
    小林:
    弊社ではすでにSalesforceを導入しており、Herokuを通して見積作成や受注票作成をしておりました。見積り作成から販売管理システムまで一気通貫で連携させているので、システムを強化することで、営業にとってより使いやすいものにしたいという理由と、コンプライアンスを重視しながらも効率的なシステムに進化させていきたかったという理由があり、本プロジェクトが立ち上がりました。

    岸:見積作成システムとしてまだまだ未熟な部分や、未開拓な機能があったので、改善すべきポイントがあるのではないかと、社内でも議題に上がったんです。
     
    また、情報が簡単に取り出せるようになる分、セキュリティも重視しなければならない。外部からの攻撃対策や法整備なども行わなければいけない状況で、改修を任せられる信頼できるパートナー企業を探していました。

    文祥堂様の運用中のHeroku × Salesforceのシステム

    ■回答力が高く、信頼できたPraztoへSalesforceの改修業務を引き継ぎ。

    ―本プロジェクトにおいて、Prazto社を選んだ理由、決め手はどういった点にあったのでしょうか。
     
    岸:
    きっかけはSaleceforceさんからの紹介でした。企画、実績等を拝見し、Praztoさんなら信頼できると思い、発注に至りました。
     
    岸:まだお取引が決定する前に、代表の芳賀さんともお話させていただきましたが、その中でも信頼できると感じましたね。会話の中での回答も早く、こちらの要望に対し「できる方法」を即座に提案してくれますし、逆にできないことははっきりと伝えてくれる。そういった点も決め手の一つです。

    ―ありがとうございます。今回のプロジェクトを進める上で、ご苦労された点はありましたか?

    小林:すでに構築をしていたシステムなので、旧ベンダーさんから御社への引き継ぎがありました。また、弊社内にも担当者が複数名いたので、ひとりひとりの想いを取りまとめる点には気を遣いましたね。それを具現化する部分では、御社にはご苦労をかけたのではないかと思います。

    古川:とんでもないです。他社様が書かれたソースコードを読み解くのは、やはり大変ではありましたが、疑問が生まれた際には打合せの場で議論できたので、スムーズに進行できたと感じています。

    小林:弊社でも、システム構築をした当時から担当が変わっていたこともあり、「なぜそのソースコードなのか」という疑問に対して、回答ができない部分もありました。そういった時は「これからこのシステムをどうしたいか」にフォーカスを当て、古川さんに修正していっていただきました。

    ■Praztoの高い対応力、スピード感に満足。

    ―では、Prazto社にご依頼いただき、良かった点がありましたら教えてください。

    小林:高い対応力がある点です。弊社の要望を聞くだけではなく、複数の方法を提示して、選択肢を与えてくれるのはとてもありがたかったです。また、スピード感もあったので、プロジェクトがスムーズに推進できたと思います。

    ―Salesforceの改修を行い、新たな課題が見えてきた、ということはありますでしょうか?

    小林:まだまだ出来ることや改善点はあると思います。また、Salesforceでの取引登録からはじまり、販売管理システムまで一気通貫でデータ連携をしているので、社内における規定を順守しながらデータを扱えるフロー作成も必要だと思っています。

    岸:弊社が目指すゴールとして「業界ナンバーワンになる」という目標を掲げています。ここで言う「ナンバーワン」は業績のことだけではなく、Salesforceを含めた各種システムが業界で一番良くできているという点も含まれます。
    その目標達成に向け、社内のユーザーがシステムをまるで空気のように迷うことなく簡単に使えるようにするということを、意識しています。

    ―今後、Prazto社に求める対応やご要望はありますでしょうか?

    小林:引き続きプロとして伴走をしていただき、我々の不明点や「文祥堂にとってこうしたらもっと良くなる」ということを提供いただけたら嬉しいです。

    ―弊社としても今後もよりよいご支援を提供できますよう、精進いたします。今後ともよろしくお願いいたします。 

    ■株式会社Praztoについて
    Praztoは、Salesforceを中心としたSaaS導入における企業課題の解決を力強く支援する「SaaS導入コンサルティング事業」を中心に展開しています。
    あらゆる分野のSaaSが市場に普及するなか、適材適所なSaaSをどのように配置・構成するか、どのようにカスタマイズするかが、お客様のビジネスを加速させるためにとても重要になってきています。
    我々Praztoは、お客様のビジネスパートナーとして一緒に課題発見をして、それを解決するコンサルティングチームです。

    ■会社概要
    社名:株式会社Prazto
    本社:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
    代表者:代表取締役 芳賀 怜史
    設立:2019 年
    URL:https://www.prazto.com/

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