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Webhookを使用したPraztoの実績のご紹介

目次

    弊社はこれまで、様々な業界でシステムとSalesforceを連携させる処理をWebhookを使用して構築してきました。本章では、弊社が手がけた代表的なWebhook連携事例をご紹介します。これらの事例は、Salesforceを中心としたシステム統合の可能性を広げ、業務効率化やリアルタイムデータ活用を実現しています。

    1. Shopifyとスマレジの例:購買結果をSalesforceにリアルタイムに通知

    EC業務において購買情報のリアルタイム連携は非常に重要です。PraztoはShopifyとスマレジ、両方のECプラットフォームとSalesforceの連携を実現しました。

    Shopifyの場合、注文が発生するたびにWebhookがトリガーされ、注文詳細がSalesforceに送信されます。これにより、販売チームは最新の注文状況をSalesforce上で即座に確認できるようになりました。特に、高額商品や在庫限定商品の販売状況をリアルタイムで把握できることで、迅速な在庫管理や顧客フォローアップが可能になりました。

    スマレジとの連携では、店舗での販売データをSalesforceにリアルタイムで反映させています。これにより、オンラインとオフラインの販売データを統合的に管理し、全チャネルでの顧客行動を包括的に分析できるようになりました。

    2. StripeとPayPalの例:決済結果をSalesforceにリアルタイムに通知

    決済プロセスの透明性と即時性は、ビジネスの信頼性向上に直結します。PraztoはStripeとPayPal、両方の決済プラットフォームからの決済結果をSalesforceにリアルタイムで反映させるシステムを構築しました。

    Stripeの場合、決済が完了するとWebhookが発火し、決済金額、顧客情報、トランザクションIDなどの詳細がSalesforceに送信されます。これにより、営業チームは顧客の支払い状況をリアルタイムで確認でき、未払いや支払い遅延に迅速に対応できるようになりました。

    PayPalとの連携では、特に定期支払いの管理に力を入れました。サブスクリプション更新や支払い失敗のイベントをリアルタイムでSalesforceに通知することで、カスタマーサポートチームが迅速にフォローアップできる体制を整えました。

    3. クラウドサイン、freeeサイン、kickflow:承認結果をSalesforceにリアルタイムに通知

    電子契約や承認プロセスの効率化は、多くの企業の課題です。弊社は複数の電子署名・ワークフロープラットフォームとSalesforceとの連携を実現してきました。

    クラウドサインとfreeeサインの場合、契約書への署名完了をトリガーにWebhookが発火し、お客様の契約の締結の結果がSalesforceに送信されます。これにより、営業チームは契約状況をリアルタイムで把握し、次のアクションを迅速に起こすことが可能になりました。

    kickflowとの連携では、SalesforceからAPIを使用してkickflowの処理を作成して承認ワークフローを開始し、承認されたことをkickflowからSalesforceへWebhookで通知することにより承認結果をSalesforceに戻しています。これにより、複数システムにまたがる承認プロセスの運用効率を向上させました。

    4. kintone:kintoneからSalesforceへのデータ同期

    業務アプリケーションプラットフォームであるkintoneとSalesforceの連携についても実績があります。Praztoは、kintoneのレコード更新をトリガーにWebhookを発火させ、Salesforceのデータをリアルタイムで更新するシステムを構築しました。

    5. LINE:会話のログをSalesforceに保存

    LINEを活用したカスタマーサポートが増加する中、PraztoはLINEの会話ログをSalesforceにリアルタイムで保存するシステムを開発しました。

    LINEユーザーからメッセージが送信されるたびにWebhook通知を会話の履歴としてSalesforceに保存されるようにいたしました。これにより、カスタマーサポートチームはLINEでの対応履歴をSalesforce上で一元管理でき、システムを分断することなく一貫した顧客対応が可能になりました。

    6. TRUSTDOCK:本人確認結果をSalesforceにリアルタイム通知

    金融サービスやシェアリングエコノミー分野では、厳格な本人確認が要求されます。PraztoはTRUSTDOCKの本人確認サービスとSalesforceを連携させ、確認結果をリアルタイムで反映するシステムを構築しました。

    本人確認プロセスが完了すると、TRUSTDOCKからWebhookが発火し、確認結果や確認書類の情報がSalesforceに送信されます。これをSalesforceに保存する処理を構築いたしました。

    7. Backlog:チケットのステータス変化をSalesforceにリアルタイムに通知

    プロジェクト管理ツールBacklogとSalesforceの連携により、開発チームと営業チームのコミュニケーションを大幅に改善しました。

    Backlogでチケットのステータスが変更されるたびにWebhookが発火し、チケット情報(タイトル、担当者、優先度、更新内容など)がSalesforceに送信されます。これにより、営業チームはカスタマイズや機能追加の進捗状況をリアルタイムで確認でき、顧客への正確な情報提供が可能になりました。

    特に、重要度の高いバグ修正や機能追加については、Salesforce上で自動的にケースが作成される仕組みを実装し、カスタマーサポートチームが先回りして顧客に状況を説明できる体制を整えました。

     

     

    以上、PraztoのWebhook連携実績の一部をご紹介しました。Praztoは、既存の連携製品が無い場合でも最適な連携方式を提案から構築までを行ってきました。「この製品とこの製品を連携したいけど、できるのかな?」といったお悩みの段階からぜひお気軽にご相談ください。

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